佐賀県CSO推進機構が次の一歩をお手伝い。
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持ち得るスキルで地域のCSOの支えとなることを~特定非営利活動法人さが西部市民活動サポートセンター・フロンティア(鹿島市)

さが西部市民活動サポートセンター・フロンティアの拠点「あすとプラザ」は、鹿島市の中心市街地にあります。

隣接する企業の、かつての本社建物を活用した民設民営の市民活動センター。

「しかし、最近は新型コロナの影響もあって、なかなか厳しいです」と、フロンティアの事務局長の篠田さん。

会員の減少、また、第4波到来によって会員団体の講座のなかには休講となったものもあるとのことで、ホワイトボードカレンダを見るその横顔は、少し寂しげでした。

頼もしいパソコン教室

「あすとプラザ」を訪問したのは、午後からフロンティアの自主事業のパソコン教室が行われる火曜日の午前中。

火曜日は2名体制とのことで、篠田さんと、常勤スタッフの山口さんと、それと…?

「あ、自分は生徒です。パソコン教室の」

自主勉強をされている生徒さんがいらっしゃいました。

20名程度の方が登録されていて、そのうち16名の方が定期的に通っているというフロンティアのパソコン教室。

生徒さんも、老人会やボランティアグループといったCSOの方から、仕事が終わってから参加する社会人の方まで幅広くいらっしゃるそうです。

それもそのはず。
フロンティアのパソコン教室は、講師を務められている山口さん曰く、
「Excelを始めとしたofficeソフトはもちろん、趣味の要素の強いソフトにも対応しています」 と、生徒さんが習いたい内容に合わせる個別指導のパソコン教室なのです。

なお、元は一般企業でシステムエンジニアをされていたという山口さん。
「パソコンは独学です」と謙遜されていましたが、俳句と写真を嗜まれる生徒さんの依頼を受けて編集と装丁を手がけたという、なかなか本格的な作品集を見せていただき、使った編集ソフトをうかがうと「Excelです」。

山口さん、かなりの凄腕。頼もしいです。

悩みと心構え

そんな さが西部市民活動サポートセンター・フロンティアの悩みは「中間支援が思うようにできていないこと」と篠田さんは言います。

資金面や行政の連携などの問題が少なからずあるとのことですが、「やっぱり中間支援がしたいのですよ」と篠田さん。

地域のCSOを支える。ICTの支援に限らず、すべての面で――それがフロンティアの願いと希望です。

「まあ、のんびりといくしかない。焦っても仕方ないですしね」

そう篠田さんは穏やかな笑みを浮かべられました。

鹿島市周辺で市民活動をされている方は、ぜひ「あすとプラザ」へ足を運んでみてください。

特定非営利活動法人 さが西部市民活動サポートセンター・フロンティア
https://www.cso-portal.net/cso/detail.html?id=139

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