伊万里市街の小高い丘の上に、市民ネットワーク「いまり」の拠点、伊万里市民活動支援センターはあります。
出迎えてくださったのは、代表の堤さん。
大変穏やかで、優しい雰囲気の方ですが、その実、電気設備工事会社の常務取締役、伊万里青年会議所の理事長、そして、伊万里市の17の市民活動団体・個人で構成された市民ネットワーク「いまり」の代表と、三足の草鞋を履いていらっしゃる強者です。
「事務所に常駐するのが難しく…」と謙遜されながら、着実に続けられている「いまり」の活動をお話しくださいました。
「交流」、それこそが「支援」
2021(令和3)年4月現在、さがCSOポータル「CSO活動支援オフィス情報」に、佐賀県内の中間支援組織として掲載されているCSOは全部で10団体。
いずれのCSOも、地域性や設立の経緯の違いもあってそれぞれに個性的ですが、市民ネットワーク「いまり」は、他の中間支援組織と大きく異なる点があります。
それは団体名の通り「ネットワーク」であるということ。
「いまり」を構成する17の会員団体・個人は、お互いがお互いを助け合う互助の関係にあります。
「今は2ヶ月に一回情報交換会を開催して情報共有を行っています」と堤さん。
活動の高齢化が進んでいるそうですが、「全ての加入団体・個人が参加されるわけではないのですが、いつも10数名は来られています」とのこと。
前年度はコロナ禍で集まれない会員団体・個人のためにZoomの導入支援を行い、また、助成金を活用してセンターにネット環境を整え、会議室を利用するCSOや市民に開放されています。
交流があるからこそ、お互いのためにできることがわかり、支援が生まれる。
そうして地域の課題解決に一歩一歩近づいていくのです。
「いまり」はネットワークの強みを最大限に生かした中間支援組織だと感じました。
「いまり」でつながりたいあなたへ
最後に堤さんからメッセージをいただきました。
「主に伊万里市で活動する市民活動団体や個人の方の交流の場を提供しております。交流のなかで自身の活動とは違ったさまざまな活動に触れることで、価値観をアップデートしていただければと思います」
新規会員は常時募集中とのことです。
興味をお持ちの方は、さがCSOポータル CSOデータベースの市民ネットワーク「いまり」のページからメールアドレスを確認し、ご連絡ください。
市民ネットワーク「いまり」
さがCSOポータル > CSOデータベース
https://www.cso-portal.net/cso/detail.html?id=1325