佐賀県CSO推進機構では、昨年度に引き続き、佐賀県 新たな活動様式対応支援事業を受託し、5月21日(日)、とす市民活動センター クローバーにて今年度第1回目となるプチセミナー&相談会「Canvaでチラシをつくってみよう!in 鳥栖」を開催。
講師に久留米市市民活動サポートセンター みんくる 副センター長の牛島敦子さん、講師サポーターとして久留米市のCSO・♪メモリー・ケア♪のメンバー3名を迎え、佐賀県東部のCSOを中心に4団体5名の方が参加しました。
オーストラリア発のグラフィックデザインツール「Canva」
今回はチラシづくりをテーマとしましたが、Canvaの機能はそれに留まりません。
ポスター、FacebookやInstagramといったSNSの投稿用の画像や写真、名刺、絵はがき、メッセージカード、ロゴ、プレゼン資料など、あらゆるグラフィックデータの制作が可能――というのは、グラフィックデザインのできるツールであれば当たり前だと考える向きもあるかもしれません。
では、なぜ、Canvaなのかというと、課金不要で使える素材やテンプレートが豊富であること、これに尽きます。
一からデザインができる人にとっても使いやすい素材群。そして、素材のアップロードもすこぶる簡単。
デザインをしたことがない人、なじみがない人、する時間がない人には、Canva上にたくさんあるプロがつくったテンプレートを。
ただ、あまりに多機能ですから、感覚だけではなかなか乗り切れないことだったり、学習しないとちょっと使い方が思いつかなかったりというのことがあるのは否めません。
それを解消するため、多くのCSOにとって避けては通れない「チラシづくり」をテーマに、Canvaに使い方セミナーを企画した次第です。
「使えるようになる」を体現した講師サポーター
今回、講師の牛島さんの提案で、当事業の初の試みとして迎えた「講師サポーター」の♪メモリー・ケア♪の皆さん。
♪メモリー・ケア♪は、久留米市とその周辺の市町を中心に、音楽を使った介護や認知症予防のトレーニングや健康音楽教室活動を行うCSOで、デザインが本業というわけではありません。
そんな♪メモリー・ケア♪の皆さんを講師サポーターとして迎えた理由。それは、♪メモリー・ケア♪が、Canvaの講座に参加したあと実際にCanvaを使ってチラシを制作した、いわば、これからCanvaを学ぼうとしているCSOのあるべき姿を体現したCSOだからです。
しかも、もともとITツールに強い人がいるわけではないなか、複数のメンバーで受講して団体に持ち帰り、団体内で復習しながらチラシを制作したとのこと。
今回のセミナーでは、♪メモリー・ケア♪の皆さんにその体験をお話しいただきつつ、講師の牛島さんや私たち運営のサポーターとして、Canvaで実際にチラシをつくってみた参加者の皆さんの質問や疑問などに答えていただきました。
参加者の声
- すぐ聞けるし実践的
- みなさん親切で、かつ少人数だったのでお尋ねもしやすかったです。
- フォローされる方がたくさんいてわからないことをすぐ教えてもらえたのが良かった。
- 課題があっても良かったかもしれません。
チラシを自分たちでつくりたい、
つくらなければならないCSOの皆さんへ
時代はアフター・コロナ。コロナ禍はCSO活動の衰退や分断をもたらしましたが、コロナ禍はまたCSO活動にとって便利で有意義なITツールの発生と発達、発展ももたらしました。
集まらなくてもデザインデータの共有ができるCanvaもそんなITツールの一つ。
これから活動を再開するにあたってイベントや事業、会員募集などのチラシをつくりたいけれどもプロを頼る余裕がないという佐賀県内のCSOの皆さん、佐賀県CSO推進機構では、今回に限らずCanva導入のプチセミナー&相談会を県内各所で実施いたします。
近場で開催してほしいというご要望、大歓迎です。どうぞお気軽にご相談ください。