2025年2月1日(土)、佐賀市主催の「佐賀市地域づくり交流会」が、メートプラザ佐賀にて開催されました。今回、佐賀県CSO推進機構は、佐賀市市民活動プラザ事業部およびみやき事務所(みやき町健康づくり支援事業部)と合同でブースを出展しました。
交流会概要
令和6年度佐賀市地域づくり交流会
日時・会場
- 日時:2025年2月1日(土)09:30~12:00
- 会場:メートプラザ佐賀(佐賀勤労者総合福祉センター)
住所:佐賀市兵庫北三丁目8番40号
参加団体:50団体
交流会には、市内のまちづくり協議会31団体、市民活動団体11団体、企業5社、大学3校の合計50団体が参加。各ブースでは、各団体の活動紹介や意見交換が活発に行われ、地域課題に対するさまざまなアプローチが共有されました。
基調講演を通して学んだこと
本交流会では、花園大学社会福祉学部准教授・深川 光耀(ふかがわ こうよう)氏による「私の想いが地域を変える~子どもたちの笑顔のために、今、私たちが地域に関わる理由~」と題した基調講演が行われました。
講演のポイント
子育て世代の地域活動に関する課題と可能性
- 「時間がない」「何をしていいかわからない」「同世代の仲間がいない」といった理由で、参加が難しい現状。
- しかし、自分の子どもに関わる活動なら参加しやすい。
- 子育て世代が取り組みやすい活動の条件
- 自身の子どもに関係する活動であること
- 子育て期に直面する課題に関するテーマの活動であること
- 目的や活動内容が明確であること
- 短期集中、完結型の活動であること
- ともに取り組む同世代の仲間がいること
「気縁(きえん)」による地域参加
- 「気が合う」「楽しい」と感じることが、地域参加の大きなきっかけになる。
- 福岡市那珂南校区の夏祭りや、京都市のモバイル屋台の取り組みを例に、参加者同士の「気縁」に基づくつながりがどのように地域活性化に寄与しているかを紹介。
子育て世代の関わりを促す地域の仕組み
- 公式LINEを活用した「デジタル回覧板」や役員会のオンライン開催、自治会費の電子決済など、SNSやデジタルを活用することで子育て世代世代も参加しやすくする。
- デジタル担当の役を設けるのも手である。
講演全体を通して、深川准教授は個人の想いが集まることで地域全体が変革し、子どもたちの笑顔を支える持続可能な社会を実現できると強調しました。
今後の活動に向けて
今回の交流会を通じて、地域づくりにおける新たな可能性を学ぶことができました。佐賀県CSO推進機構では、引き続き市民活動団体やNPOを支援し、地域のつながりを強化する取り組みを進めていきます。
本記事を通じ、今後の地域づくりへの参加や連携にご期待いただければ幸いです。