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【開催報告】令和7年度CSOマネジメントアカデミー中間報告会&フォローアップセミナーを実施しました

去る2025年10月24日(金)、佐賀商工ビル7階会議室にて「令和7年度CSOマネジメントアカデミー中間報告会&フォローアップセミナー」を開催いたしました。

本アカデミーは、佐賀県内のCSO(市民社会組織)が抱える組織運営の課題解決と持続的な成長を目的として、今年6月にキックオフしました。それから約4ヶ月、参加団体の皆さまはそれぞれの組織課題と向き合い、具体的なアクションを実践してこられました。

これまでの実践と新たな課題を共有

中間報告会には、アカデミーに参加する団体の皆さまが会場およびオンラインで出席。キックオフ時に設定した組織課題に対し、これまでの取り組み状況や、実践を通じて新たに見えてきた課題について発表が行われました。

発表団体(発表順)
  • 特定非営利活動法人 かいろう基山(代理発表)
  • 公益財団法人 ボーイスカウト佐賀第3団ビーバースカウト隊カブスカウト隊
  • 特定非営利活動法人 ソシオの杜
  • 特定非営利活動法人 佐賀県放課後児童クラブ連絡会
  • 特定非営利活動法人 フードバンクさが
  • 特定非営利活動法人 唐津環境防災推進機構KANNE(かんね)
  • 特定非営利活動法人 佐賀県CSO推進機構
欠席団体
  • NPO法人 まちの根太(ねだ)

発表内容について

各団体4分間という限られた時間の中で、キックオフセミナーキックオフセミナーで学んだ人材育成の仕組み「半人前・一人前リスト」づくりに挑戦した事例が報告されました。具体的には、団体としての活動に求められるスキル群を定義し、個々人のレベルを確認することで、「できていること」「これから習得すべきこと」を共有し、メンバー個々人の成長を促進する取り組みが始まっていることが共有されました。

また、組織の理念を再定義し、より多くの協力者を得るための基盤を整える取り組みも、複数の団体から報告されました。会員制度の明確化、事業範囲の見直し、組織体制の再構築など、団体の持続可能性を高めるための具体的な検討が進められていました。

これらの取り組みは、組織運営の改善を契機に、メンバーの成長や組織の社会的価値を高める戦略的なアプローチとして注目されました。各団体が、キックオフセミナーでの学びを実践に移し、組織の質的な向上に取り組む姿勢が明確に示されました。

参加者間のフィードバック

各団体の発表後には、参加者が付箋に質問や助言、応援のメッセージを書き込みました。その一部を紹介する形式で質疑応答タイムを設け、各団体の取り組みを掘り下げて理解するとともに、ヒントを共有する機会となりました。

互いの試行錯誤のプロセスについて、発表を聞くだけでなく、互いに質問や助言を行うことで、各団体の課題解決に向けた新たな視点を得る時間となりました。

フォローアップセミナー

全団体の発表後、アカデミー長によるフォローアップセミナーを実施しました。

アカデミー長からは、各団体の発表内容を踏まえ、多くの組織が直面する共通の課題を乗り越え、取り組みをさらに深めるための具体的な方策が提示されました。

例えば、「多様なメンバーが輝くチームづくり」については、メンバー間の相互理解を深めるために定例会議の冒頭にごく短時間の自己紹介型のアイスブレイクを導入することや、退会者・退職者を予防するために、キャリアや活動への参加の相談窓口となる「人事部」にあたる機能の設置、直属の上司以外にも相談できる「斜めの関係」を構築する重要性が語られました。

また、「組織内の情報共有と意思決定の質を高める会議運営」に関しては、会議の目的を「情報共有」と「意思決定」に明確に分け、報告は事前に要約して共有することで、議論の時間を最大限に確保する手法が紹介されました。これにより、会議が形骸化するのを防ぎ、参加者全員が主体的に関わる場へと変革させます。

さらに、「活動の担い手を着実に育てるための仕組み」として、「半人前・一人前リスト」を作成した後に、新たに習得したスキルを「バッジ」のように認定し、モチベーションを高めるアイデアが共有されました。

最後に、業務負担の不平等感の解消や少人員での効率的に運営のために、人件費は「」ではなく「業務(タスク)」に紐づけて「より難度の高い業務を多く引き受けた人に人件費を充当する」方法(Activity Based Costing:ABC)や、最低賃金上昇を受けた昇給よりも手当や賞与でメリハリをつけることで、より柔軟で公平な役割分担や評価が可能になるという手法も示されました。

参加者の声

セミナー後、参加団体からは次のような感想が寄せられました。

  • 「他団体の組織づくりや活動内容が非常に参考になりました。特に『人事部』にあたる機能を設けるという話は、自団体でもすぐに検討したいです。」
  • 「アカデミーを通じて、個人のスキルアップだけでなく、その先にある『団体としてどう動くべきか』を考える良い機会になりました。」

これらの声からも、中間報告会が各団体にとって、自らの活動を客観的に見つめ直し、次への具体的なアクションを考えるための重要な機会となったことがうかがえます。

共に行動する団体の新しい仲間

会では、本プログラムに中途合流する2団体の紹介も行われ、新たな仲間とともに最終報告会を目指していくこととなります。

合流団体

小城市を拠点に、音楽や環境、防災などを軸とした中間支援を担う「つなぎレンガ座」。そして、市民活動における会議のマンネリ化という課題に対し、誰もが主体的に参加できる「楽しい会議」の実現を目指す「小城ファシリテーション研究会」。

今後は、これら2団体を加えた計10団体で、最終報告会を目指して活動を進めてまいります。

最終報告会に向けて

来年1月23日(金)の最終報告会に向け、各団体は今回得られた気づきや学びを元に、取り組みを加速させていきます。

なお、最終報告会の発表形式は、今回と同様に4分間で行います。「元々の課題」、「実践したこと」、「追加したこと」、「ヒントが欲しいこと」という構成です。

佐賀県CSO推進機構としても、各団体の挑戦に寄り添い、引き続き伴走支援を行ってまいります。

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

お問い合わせ先
CSOマネジメントアカデミー

事務局:特定非営利活動法人佐賀県CSO推進機構


▼これまでのCSOマネジメントアカデミーの歩み

CSOマネジメントアカデミー 参加団体一覧(順不同)
  • 公益財団法人 ボーイスカウト佐賀第3団ビーバースカウト隊カブスカウト隊
  • 特定非営利活動法人 かいろう基山
  • 特定非営利活動法人 ソシオの杜
  • 特定非営利活動法人 佐賀県放課後児童クラブ連絡会
  • 特定非営利活動法人 フードバンクさが
  • 特定非営利活動法人 唐津環境防災推進機構KANNE(かんね)
  • NPO法人 まちの根太(ねだ)
  • 特定非営利活動法人 つなぎレンガ座
  • 小城ファシリテーション研究会
  • 特定非営利活動法人 佐賀県CSO推進機構
CSO経営支援事業部
About the author

佐賀県内のCSOを主な対象とし、経営力向上を図るため情報の受発信の支援やスキルアップ講座を開催しています。また、オンライン配信やデジタル技術活用などこれまで培ったスキルを活かし、オンラインを活用した情報保障支援(オンラインCSO支援事業)を行っています。

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