佐賀県CSO推進機構が次の一歩をお手伝い。
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地域の困っている人たちに、どんな時でも手が届く仕組みづくりを~一般社団法人おもやい(武雄市)

「武雄のおもやいさん」――その名を聞くと2年前、武雄や大町を中心に大きな被害をもたらした水害のことを思い出す方は少なくないと思います。

令和元年8月の前線に伴う大雨をきっかけに立ち上がった チームおもやい。
「地域のために」と、発災から間もなく民設のボランティアセンターを開設し、旧北方幼稚園を拠点として中長期にわたる被災地支援を実施。
令和2年3月に法人格を取得して「一般社団法人おもやい」となり、令和2年7月豪雨では、佐賀県内で被害を受けた鹿島や太良の他、県外の被災地についても支援を行われました。

そして、今年の4月、道路拡張のため取り壊しが決まった旧北方幼稚園から現在の拠点へ移転。

今回私たちは、その新たな拠点で、おもやいの日常とこれからについて代表理事の鈴木隆太さんからお話をうかがいました。

おもやいの地域支援、その根底にあるもの

佐賀県「CSO提案型協働創出事業」――よりよい行政サービスを行うためにCSOからの提案を募集する佐賀県のこちらの事業。
提案の受付や相談先となる中間支援組織の一覧に、今年度から一般社団法人おもやいが入っています。

既にお気づきの方、また、今お気づきになった方のなかには「災害支援のおもやいさんが?」と驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、立ち上げから現在まで「災害支援のおもやいさん」は健在です。
拠点訪問したその日は好天だったものの、梅雨明けはまだ遠い出水期の直中。発災に備え、おもやいの会員の方々約230世帯に対し「会員制おもやい防災あんしんセット」の入替えをしたという話もうかがいました。

ちなみに、おもやいの会員は個人の方だけではなく、武雄市内や大町町の一部の自治会も、自治会単位で加入されているそうです。
――ここまでで「あ、なるほど」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そう、おもやいの活動は発災時のみならず、地域に対して平時から行われているのです。

前述の通り、令和元年8月の前線に伴う大雨の被害を目の当たりにしてチームおもやいを結成し、動き出した鈴木さん。
支援を進めていくうち「これまで見えなかった地域の課題が見えてきた」と言います。
それは社会的に悩みや困りごとを抱えた人々の存在。それも氷山の一角なのではないかと、そう思ったそうです。

このままでは地域に住み続けられない人が出てくるに違いない状況で、団体として何ができるのか。

以前、神戸の災害支援NGOに在籍し、平成16年の新潟県中越地震後にレンタル移籍。旧山古志村などで5年間集落支援に携わった鈴木さん。
その経験を活かし、行政、企業、他のCSO等さまざまな主体と連携して地域の人々と密接につながりつつ悩みや困りごとを抱えた人々の支援を地道に進め、今に至ります。

安全・安心に住み続けられる地域にするために

今現在おもやいでは、困りごとを抱えた世帯への訪問活動を主に行っています。
また、今年4月から開始していたフードバンク事業を、6月27日(日)には、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた方を対象とし、食材等の無料配布会「おもやいフードリンク」として実施。今後も、支援を募りながら続けていく予定とのこと。

一方、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期となっているとのことですが、折を見て、地域と都市部の人々とをつなげる「山の仕事」イベントも行いたいと鈴木さん。
山に入りたい人に、地域で管理する山林での作業の手伝いをお願いするというシンプルなこちらのイベント。
以前「猪除けのワイヤーメッシュを山に運び込んで設置の手伝いをする」というのを行ったそうですが、参加者の反応は上々。
山林を管理する地域の人々は、そんな参加者の様子を見て、自分たちの山の思わぬ価値を見出して驚いた様子だったそうです。
そうして、防災のために欠かせない山の管理を都市部の人々とともに行い、自分たちの地域への誇りを持ち、住み続ける自信につながることを期待しているとのこと。

日々、安全・安心に住み続けられる地域にするために活動するおもやい。
「一人でできることなんてありませんし、また、支援する・されるだけのだけの関係性ではいけないと考えています」と鈴木さんは言います。

「いろいろな人とつながって、その時困っている人たちに手が届く、また、支援の手を必要とする人たちが辿り着ける、そういう仕組みを一緒につくっていくことが何よりも大事です」

災害支援だけではない「武雄のおもやいさん」。
持続可能性のある地域づくりを考えている方は、ぜひ一度、おもやいの新たな拠点に足を運んでみてください。

一般社団法人おもやい
https://www.cso-portal.net/cso/detail.html?id=1664

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CSO経営支援事業部
About the author

佐賀県内のCSOを主な対象とし、経営力向上を図るため情報の受発信の支援やスキルアップ講座を開催しています。また、オンライン配信やデジタル技術活用などこれまで培ったスキルを活かし、オンラインを活用した情報保障支援(オンラインCSO支援事業)を行っています。

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