佐賀県CSO推進機構が次の一歩をお手伝い。
佐賀県CSO推進機構が次の一歩をお手伝い。

2月2日(木)、佐賀県CSO推進機構では、佐賀県県民協働課より受託する令和4年度「ボランティア・CSO活動情報提供業務」に基づき、【CSR×CSO】企業とCSOの交流会を開催しました。

企業もCSOも つながって 組織の社会(的)責任を果たすために

今回、企業とCSOの交流会を企画するにあたって、世間に浸透しているSDGsではなく、社会貢献でもなく、「ISO26000」をテーマに設定したのは、このISO26000というのが、自分たちの組織が社会的責任を果たすことによって持続可能な社会をつくるための手引きであるからに他なりません。
SDGsについては知識に偏りがあっても、自分の所属する組織について「よく知らない」ということはほとんどないと思います。
必ずしも共通の話題ではないこともあるSDGsよりも、自分たちの組織が果たすべき社会的責任をもって他組織の人々と対話をはかってほしいというのが、この交流会へ期待するところでした。

ISO26000

あらゆる組織に向けて開発された社会的責任に関する世界初のガイダンス文書で、持続可能な発展への貢献を最大化することを目的にしています。同時に、人権と多様性の尊重という重要な概念を包含しています。

社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク

とはいえ、自分たちの組織については把握していても、ISO26000そのものは一般に浸透しているとはいえません。
よって今回、モデレータとして IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]代表者の川北秀人さんをお迎えし、論点提供としてISO26000についてお話しいただいた上で、1組織1分の自己紹介を経て、ネットワーキングセッションとして名刺交換会を実施。
企業、CSO等合わせておよそ30組織40名以上の方が、自組織の得意なこと、強み、困りごと、今後手掛けていきたいことを材料として、活発な意見交換を行われていました。

「協働」のスタートラインに立つということ

企業にせよ、CSOにせよ、組織として掲げた「目的」や「目標」に向かって動いています。
ただ、複雑怪奇な現代社会において、一つの視点とアプローチだけでは「目標」をこなすことはできず、「目的」も果たせなくなっています。
しかしながら、外から助力を求める場合、一方的に自分たちに必要な社会資源を並べるだけでは、どこも手を差し伸べてはくれません。助力が必要なのは、企業、CSO関係なくどこでも一緒だからです。
だからこそ、自分たちはどんな価値を提供できるのか、そして、社会的責任を果たせる組織かを明確にしなければなりません。
そのような論点提供のあと、1組織1分の自己紹介で自組織の情報について整えてからのネットワーキングセッションでは、会場のあちこちで活発な情報交換する様子が見受けられました。

アンケートより抜粋

  • 「今から真剣に準備をしないと、企業として取り残されてしまうという危機感を非常に感じました。」
  • 「自分の団体だけで活動したり、考えたりするのでは無く、積極的に他団体との関わりをもっともっとすべきだと思いました。」
  • 「学生との交流を考えたことが無かった。これから今後の交流の仕方を考える。」
  • 「皆問題意識があられました。」

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

協働交友録

令和5年2月2日開催「企業とCSOの交流会」参加企業・団体・個人及び同年2月10日開催「中間支援組織情報交換会」参加団体の情報をまとめたものです。

いずれも協働や多様な主体との連携に興味関心を持つ方々です。

当交友録が、地域や社会の抱える課題の解決に向けて日々模索し、活動する皆様の一助となれば幸いです。

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