2025年11月5日(水)、佐賀バルーナーズが運営するBALLOONERS CAFEにて、同チームの「放課後宿題部屋 バル塾」と学習支援「greenbook」による食育企画のコラボイベントが開催されました。
このイベントは、佐賀バルーナーズがB.LEAGUEと日本財団による「まちづくり助成事業」の一環として取り組む「地域の居場所づくり」と、greenbookが佐賀県「志taiken」支援事業補助金を活用した「食育」プロジェクトの連携により実現しました。
今回は、講師に佐賀の老舗である丸秀醤油株式会社 代表取締役の秀島健介さんをお迎えし、「手作り味噌を作ろう」をテーマにした食育ワークショップを実施。当法人代表理事の秋山も、バルーナーズDAO(自律分散型組織)のモデレーターとして運営に参加しました。


放課後宿題部屋 バル塾
温かい雰囲気でスタート!
会場のBALLOONERS CAFEには、学校を終えた子どもたちが続々と集まり、まずは宿題の時間。佐賀バルーナーズのスタッフやボランティアの方々に見守られながら、和気あいあいとした雰囲気でそれぞれの課題に取り組みました。
「宿題を早く終わらせなさい」ではなく「宿題をしに行きたい!」と思える空間を目指すこの取り組みは、子どもたちにとって”もうひとつの放課後”として、地域に根付いた大切な居場所となっています。


手作り味噌教室
「おいしくなーれ!」子どもたちの声が響く
味噌作りワークショップでは講師の丸秀醤油・秀島社長が開口一番に「お味噌って何からできてるか知ってる?」と問いかけられると、子どもたちからは「大豆!」「お米!」「お塩!」と元気な声が上がりました。


今回は、佐賀県産大豆フクユタカ、米麹、そして長崎県五島列島の塩というこだわりの材料を使用。ふっくらと茹で上がった温かい大豆の感触に歓声を上げながら、子どもたちは袋の上から一生懸命に大豆を潰していきます。








「粘土みたい!」「気持ちいい!」と夢中になる子どもたち。ある程度潰れたら、米麹と塩を加えて混ぜ合わせる作業へ。「おいしくなーれ、おいしくなーれ」と魔法の呪文を唱えながら、愛情を込めて揉み込む姿が印象的でした。





最後に、混ぜ合わせた味噌の素を丸めて味噌団子を作り、空気を抜きながら容器に詰めていきます。一つ入れるごとに、手でぎゅっぎゅっと隙間なく押し固めていきます。
全ての団子を詰め終えたら、表面を平らにならし、カビ防止の塩を振りかけ、ラップでぴったりと蓋をして完成です。
子どもたちは自分の手で作り上げた味噌の素を手に、満面の笑みで記念撮影。完成は3ヶ月後とのことで、「早く食べたい!」「どんな味になるか楽しみ!」と、未来への期待に胸を膨らませていました。





深まる地域の輪
一緒に作って、一緒に食べて、一緒に応援!
ワークショップの後は、こども食堂の一環として温かい食事が提供され、参加者全員で「いただきます!」と声を合わせ、味噌作りで仲良くなった友達やスタッフと共に楽しい夕食の時間を過ごしました。


さらに、食事の後には佐賀バルーナーズからのサプライズプレゼントが!参加した子どもたち全員に、この日SAGAアリーナで行われる滋賀レイクス戦の観戦チケットが配られました。


お腹も心も満たされた一行は、SAGAアリーナへ移動し、バルーナーズの応援席へ。試合は序盤からリードを許す苦しい展開となりましたが、子どもたちは最後まで諦めることなく、会場のブースターと一体となって「Go!Go!SAGA!」と大きな声援を送り続けました。





残念ながら試合は逆転ならず悔しい敗戦となりましたが、プロの試合の迫力と、最後まで全力で応援した経験は、子どもたちにとってかけがえのない思い出の一つとなったことでしょう。


結びに
この日のイベントは、プロスポーツチーム、学習支援団体、地元企業、そして私たちのような中間支援組織が連携し、子どもたちのための豊かな学びと交流の場を創出した素晴らしい機会となりました。
佐賀県CSO推進機構は、今後もバルーナーズDAOの活動をはじめ、佐賀の未来を担う子どもたちのための多様な地域連携を積極的に支援してまいります。


お問い合わせ先
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