12月20日(月)、当法人オンラインCSO支援センターでは、福岡県広川町にて第3回目となる「地域活動オンライン化導入講座」を実施しました。
第1回目の「オンライン会議システムZoomへの初めての入室から会議の主催まで」を深化させた第2回目。
広川と地域性がよく似ている久留米の事例紹介と“公民館によくある音響機材”を活用したオンライン配信のためのセットアップを実践したその第2回目をさらに深化させるため、最終回となる第3回目では、これまでの振り返りのあと、会場の広川町保健・福祉センター「はなやぎの里」の1階 休憩室と3階 多目的ホールをつなぐ模擬オンラインイベントを実施しました。
第1回目、今回と、講師としてお招きした山本 奈穂子さんを始め地域コミュニティCORALの皆さんのバックアップを受け、1階 休憩室から、普段実際に公民館で行われている健康体操や脳トレといった健康教室のメニューの一部をオンライン会議システムZoomで配信し、3階 多目的ホールで受信するという模擬イベント。
さらに講座そのものにオンライン参加している皆さんに、イベントとは別のZoomミーティングルームから配信するという、私たちにとっても初の試みでした。
講座そのもののオンライン参加者の皆さんへどのように模擬イベントの音声を配信するかという課題が私たち講座の主催側に残ったものの、会場の1階と3階の参加者の皆さんがそれぞれ協力し、セットアップして行った配信と受信は見事成功。
会場の皆さんの表情から、今現在公民館で実施されている地域活動はオンライン化できることがしっかり伝わった様子が見て取れました。
また、成功したからこそ出たと思われる「役員の入れ替わりの早い自治会による地域活動において、この講座の経験をどのようにつないでいけばいいか」という不安の声。それに応えて「これで終わりではなく勉強会を重ねてオンライン活用を定着させていく」という広川町職員の氷室 健太郎さんの締めの挨拶で「地域活動オンライン化導入講座」は幕を下ろしました。
氷室さんによると今後は公民館同士をつないで勉強会や会議を行うことも考えているとのこと。
福岡県広川町の地域活動において「オンライン」の選択肢が当たり前になる日はそう遠くなさそうです。
活動のオンライン化、デジタル化をお考えの佐賀県内のCSOの方はぜひ、支援団体、地縁団体問わずさがCSOポータルにご登録の上、ご相談ください。